関東地方は利根川水系で、夏場に向けて深刻な水不足となりそうです。
元々は雪が少なかったのが遠因のようですが、梅雨はやはり梅雨らしくなくてはバランスが取れませんね。
言葉としての、「梅雨の晴れ間」という響きは大好きなのですが、空梅雨はイマイチ情緒もございません。
さて、Barの語源はやはりカウンターの足もとに横たわる、横木であるようですが、この横木が馬の手綱を繋ぐためだったのか、直接酒樽にアクセスさせないようにしたのかは、諸説あります。
まあいずれにせよ、アメリカの西部劇をイメージさせる所謂「酒場」でありますが、映画などでは看板にはBarと書かれずにSaloonと書かれているのが多い様に思います。まあ、社交場という雰囲気でしょうか。中にポーカーテーブルがあったり、胸元露わな歌姫が歌っていたりというような。必ず始まる店中をぐちゃぐちゃにするような、大ゲンカでもあります。
上記のアメリカのようなバーは、オーストラリアのシドニーで入ったことがあります。キャッシュオンデリバリで、一杯ずつ支払いながらちびちびと飲みながら、ショーを眺めるみたいな感じです。
ヨーロッパといってもオランダのアムステルダムや、ロッテルダムでは日本でいうプールバー即ちポケット式のビリヤード台があり、カウンターでショットのお酒を飲みながらだったり、お店の雰囲気的には日本のスナックみたいなカウンターとボックス。午後には開店していておじいちゃん達がバックギャモンに興じていたり。お腹が空いたと言えば、ストーブでペッパーステーキを焼いてくれたり、ソーセージを焼いてくれたりします。
さて、現在の日本のBarであります。
ハードボイルドといえば、レイモンド・チャンドラーの描くところのフィリップス・マーロゥシリーズ。Long Good-Byで出てくるバーの雰囲気を現す表現が「ギムレットには早すぎる」とか「開店したてのバーの雰囲気が好きだ」。こんな雰囲気の似合うのは、どうも日本の現在のBarのような気もします。
Barにはいろんな種類がありますが、今回取り上げるのは上記のような、大人の雰囲気のBar。即ちオーセンティック・バー、ショットバー、カクテルバーといったところでしょうか。
大層な食事や、大掛かりなライブショー、ダーツやビリヤードなしで、カウンター主体にバーテンダーが本格的なサービスを提供してくれる小ぶりなバー。
単にわたくしの趣味ではございますが・・・。
オーセンティックバー。所謂正統的なバーでしょうか。ホテルのバーに近い雰囲気で、街中できちんとした服装のバーテンダーが、カクテルであれ各種のショットであれサーブしてくれます。入る方にもそこそこのドレスコードが求められたりする場合もあったり。
わたくしの好きなこの種のお店は、前回紹介致しました宇都宮の各店。
そして北九州市八幡西区黒崎のBar井口さん。当然リーゼントに蝶ネクタイ、白のタキシード。オリジナルのカクテルは映画の題名だったり、そのシーンだったりのネーミング。
スタンダードなカクテルも当然独自のひねりや、ベースのスピリットに主張が。写真はサイドカー(ベースはヘネシー)。キュラソーはマスターの最近お好み。おつまみもちょっと気が利いたお洒落な器で。
ショットバーでは兵庫県尼崎の「カルマンギア」さんと、名古屋市中村区名古屋駅桜通り側のKoboさん。埼玉県深谷駅近くにはスコッチのシングルモルトだけで数百種類の、ショットバーもございます。
いずこも、一人でも入りやすいそれぞれのオーナーバーテンダーさんの個性が光るお気に入りのお店です。
どちらかといえばオーセンティックバーに近いのですが、カクテルがおすすめなのは、新潟の駅近くのハイダウェイさんか、古町のFAROさん。こちらも素敵なバーテンダーさんです。
長野県上田市の女性オーナーバーテンダーのお店シャノワールさんもお気に入りです。
最近お伺いしたのが、掛川市の1O6(ワンオンシックス)さん。果物のカットも素敵でした。
姫路の老舗バーIZAKAYAさんもショットバーですが、流行のシングルモルトに拘らない楽しいお店でございます。
キリがございませんが、皆様お気に入りのお店で、楽しくお酒をお楽しみになれことの、ちょっとしたヒントになれば幸いです。
尚、前回のブログに、切り絵を小川さんのお許しを得て追加で紹介しました。素敵ですよ~。
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